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次行きます。次も依頼品です。

DSC_0045.jpg
グリズリーパンダさんのヴァンパイアセイヴァー リリス スプレンダーラブ。
今年の夏の新作です。
ちなみにスプレンダーラブとはリリスの技の一つで、コウモリがたくさん舞ってリリスがスッポンポンになります(;´∀`)

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パーツ数は20。スケールはノンスケールですが1/8よりちょっと小さめってところでしょうか。
3Dプリンタ製のキットは初めてなので興味津々。
手流しの時は結構難ありだったみたいですが、業者抜きになってパーツの質は飛躍的に向上したようです。

DSC_0048.jpg
と思いきやダボが埋まってしまっているところが何箇所かあります。

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ここも。

DSC_0052.jpg
クリアパーツの羽根に気泡が。ザンネン(;´Д`)

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睫毛と黒目に凸モールドがあります。
睫毛はともかく黒目だけ飛び出ているのは変です。睫毛も含めて削ろうと思います。

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羽根の向きが左右対称ではありません。
パーツが歪んでいるのか原型からこうなのかわかりませんが、とりあえず直す方向で。

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体全体が前のめりになっていて左足1本で全重量を支えます。
補強の為に足首まで軸を打ちます。軸は1.4mmのピアノ線です。

DSC_0069.jpg
仮組み完了。
腕やボディに対して足がちょっと太くて長い感じですが、これがこのディーラーさんの特徴みたいです。
全体としては躍動感があっていい造形です。
リリスは下地処理とディテールアップに入ります。

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羽根のエッジがブツ切り状態だったのでテーパーつけます。
写真じゃちょっと分かりづらい。

hane.png
図にするとこうなります。
薄い所は薄く見せる。これ重要です。

DSC_0094.jpg
コウモリもカクカクしていて味気ないので片面に丸みを付けます。
別パーツのものも含めて7箇所です。

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胸を隠す小さいコウモリの羽根も極力薄くします。

DSC_0082.jpg
パーツ紹介でも見せましたが眼に凸モールドがあるので削ります。
このディーラーさんの目の造形は非常に特殊で、睫毛と黒目にだけモールドがあり白目にモールドがありません。
モールドを削っただけではのっぺらぼうになってしまうので目のモールドをわざわざ彫りました。
ちょっとメンドイ。

DSC_0088.jpg
爪のモールドが簡素だったのでディテールアップします。
このように爪を残して指の先端を削り、爪がちょっと伸びている状態にすると女性らしい手になります。

DSC_0079.jpg
足の処理をしている時に問題発覚。
足のモールドをデザインナイフで掘っていたら刃先が妙に引っかかります。
おかしいと思い拡大鏡でよく見てみたら、写真ではちょっと分かりづらいのですがモールドの奥の方がのこぎりの刃のようにギザギザになっていました。
3Dプリンタはなめらかな曲面を削ることが出来ません。山の等高線のように段々になって削られます。
それを原型師さんがペーパーでなめらかにするのですが、モールドの奥の方が届かなかったようです。
これは3Dモデリング特有の問題ですね。
塗装に影響あるかどうかは塗ってみないと分かりません(;´Д`)
どう処理するか悩み所です。
前エントリーで記載したモールド奥のギザギザ。一眼レフのマクロレンズで撮影してみました。

DSC02843.jpg
大分削っちゃっていますがこんな感じです。
このまま塗装するとパッと見は目立ちませんが拡大してよく見ると塗り分けが汚くなりそうです。
と言うかこういうのはきっちり直しとかないと私の性格上精神衛生的によろしくありません。

DSC02848.jpg
修正方法ですが、モールドをデザインナイフで深く掘った後、ホワイトレジンをモールドが半分埋まるくらい流し込んで硬化したらモールドを彫り直します。非常に面倒です。

DSC_0098.jpg
特にひどいのが右足でモールドの2/3くらい直しが必要でした(;´Д`)
きれいになったので安心して塗装できます。

DSC_0096.jpg
モールドの直しと合わせて、一部タイツの裂け目から出ている素肌がタイツとツライチだったので一段低く削りました。

DSC_0100.jpg
3Dプリンタは悪い面ばかりではありません。
髪の毛などは非常にシャープです。このシャープさはデジタル造形ならではですね。ビックリしました。
あとダボのクリアランスが寸分の狂いなくガチっとはまります。

DSC_0097.jpg
そんな感じでパーティングライン消しとディテールアップが完了してベースホワイト吹きました。
表面はとてもきれいなので磨きはそれほど時間はかからなそうです。
リリスの下地処理が完了しました。
今回はほとんどが肌パーツとクリアパーツなのでサーフェイサーは使っていません。

DSC_0107.jpg
足が乗る台座です。
磨きが完了したら先に羽根のパーツを接着してしまいます。
継ぎ目は瞬着を流し込んで消しています。

DSC_0104.jpg
洗浄したらパーツにメタルプライマーを吹きます。
メタルプライマーは中研ぎをしているのでツルツルのピカピカです。
メタルプライマーを一度吹いて乾燥した後、#1000のペーパーとスポンジヤスリのマイクロファインで磨き再度シンナーで希釈したメタルプライマーを吹いています。

DSC_0106.jpg
クリアパーツはペーパーの#800まで磨いてメタルプライマーを吹いています。
こちらも中研ぎをしています。

次から塗装です。
塗装に入ります。
今回はほとんどが肌パーツとクリアパーツなので塗り直しが利きません。気合入れていきます。

DSC_0116.jpg
まずは肌の塗装から。いつも使っているサフレス塗料です。
今回は結構細かくシャドー入れました。0.15mmのInfinity大活躍です。

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上半身のパーツ。
乾燥したらクリアコートします。

DSC_0114.jpg
羽根のパーツ塗装第1段階。エッジの方は透明を残しつつ2色使っています。
薄い方がパープル+マゼンタ+ホワイト(多め)
濃い方がパープル+マゼンタ+ホワイト(少なめ)+ブラック少量
両方ともクリアで3倍程度薄めています。

DSC_0117.jpg
羽根で使った薄めの塗料で台座を塗装。
こちらもエッジの方は透明を残しつつ。

DSC_0120.jpg
肌のクリアが乾燥したのでマスキング始めています。
打ち抜きポンチで抜いた丸テープ、サークルカッターで切り出した曲線テープ、形状に合わせて手で切り出したテープを重ねていきます。
マスキングがあまりにも複雑なのでゾルで簡単に済ませてしまおうとも思いましたが、地道にテープを貼り付けていく方法を選びました。

masking.png
何故ゾルを使わないかと言うと、今回逆テーパーになっているモールドが多いので、ゾルを使うと表面張力でテーパー部分もマスキングされて塗り残しが出来てしまうからです。
テープでマスキングした方が塗り残しも少なく結果的にきれいに仕上がります。メッチャ大変ですけど(;´Д`)
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