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VISPO & CREA MODEさんのストリートチョコメイド 凛&桜 完成写真です。
途中中断がありましたが何とか完成しました。
ベースは依頼者様の意向によりディーラーさんのものは使わずにアクリルフォトフレームを使っています。

CM_Rin_Sakura_001.jpg
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どうも8か月ぶりです。
なんかノリノリで作業してたらブログの更新めんどくさくなっちゃって(;´Д`)
凛&桜はもうほぼ完成してるのにほとんど写真撮影していないというやる気のなさっぷり('A`)
とりあえずtwitter用に何枚か写真撮ってるのでそれでお茶を濁します。

DSC_15895.jpg
肌パーツの下地処理の話です。
このブログでは何度も何度も書いているのですが、離型剤を100%完璧に落とせたとしても塗膜剥がれのリスクは消すことができません。なにせレジン自体塗装が食いつかないのですから。
大事なのは離型剤を落とすことよりも塗装が食いつきやすい下地を作ること。
その為にはパーツの表面に細かな傷をつけて表面を荒らして塗装の食いつきをよくすることが必要です。いわゆる足付けってやつです。
#400~#600のペーパーもしくはスポンジやすりでパーツ全体を磨きます。
その状態でメタルプライマー吹くと細かな傷が残ったままになります。

DSC_15896.jpg
それをメタルプライマーを完全に落とさないように目の細かなスポンジやすりで磨きます。メタルプライマーを中研ぎする訳です。
そのあとシンナーで少し希釈したメタルプライマーを再度吹きます。
これで塗装ががっちり食いつきさらに表面ツルツルの下地ができる訳です。
面倒臭いですがこれ以上の方法はないと思っています。

DSC_15897.jpg
肌部分とその他の部分が一緒になっているパーツはメタルプライマーとサフを併用します。
マスキング境界に段差ができるので段差を落としつつマスキングして下地を作ります。

DSC_15898.jpg
で、いきなり話がすっ飛んで(笑)
桜のアイペイントです。これは修正前の写真なのですが、今回いつもと違うやり方でアイぺしました。
通常ですと光彩に色を付ける前に瞳孔を描いておくんですが、今回は瞳孔を最後にしました。
あまり瞳孔の形をはっきりさせたくないと思っていたので、ハイライト色を拭き取る形で瞳孔を表現しています。
光彩塗装の手順は
①ベース色で光彩全体を塗り潰す。
②ベース色に黒を足して光彩の上側にシャドーをグラデーション。ここまでラッカー。
③クリアコート
ここまではいつもの塗装で順です。その後
④瞳孔をマスキング。
⑤エナメル塗料を使って明るい色で光彩の下半分をグラデーション塗装。
⑥マスキングをはがしてエナメル溶剤をつけた筆で塗料を拭き取り瞳孔の形を整える。
という手順です。
これで上の方だけぼやけた瞳孔の表現ができます。
マスキングだけだとガタガタなので形を整えることは必須になります。だからエナメル塗料を使います。
瞳孔をマスキングしないであとで全部拭き取るという手もありますが、最初にある程度瞳孔の位置を決めておく為にマスキングしています。

DSC_15899.jpg
で、一度は完成したのですが、よく資料を見てみると桜は公式でもアニメでもディーラー作例でも瞳孔が描かれていないことに気づきました('A`)
なので最初からやり直しです。
手順は瞳孔をマスキングするかしないだけの違いです。

DSC_15900.jpg
最終的にはこうなりました。

DSC_15901.jpg
凛も全く同じ手順です。ここまでラッカー。

DSC_15902.jpg
エナメルで下半分を塗って瞳孔部分を拭き取ってハイライト入れその他諸々して完了。

DSC_15903.jpg
はい、出来上がり~
なんじゃそりゃ(;´Д`)
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
年々製作数が少なくなっている気がしますがたぶん気のせいでしょう(;^ω^)
今年もマイペースでやって行きます。

VISPO & CREA MODEさんの凛&桜は先に桜の方を製作していきます。

DSC_15888.jpg
手原型の為パーツ間の隙間が結構開いています。肌パーツはいつものようにレジンキャストを使って隙間埋めをします。
隙間埋めの際、フリルの内側を少し削って胸を延長して合わせ目が目立たないようにしています。

DSC_15889.jpg
衣装のストライプは原型のモールドがかなり荒れていたので、シアノンで埋めて彫り直しました。

DSC_15890.jpg
胸の谷間を削って隙間を強調します。

DSC_15891.jpg
スカートフリルの裏側は埋まっている部分をリューターで掘りました。

DSC_15892.jpg
ハート型のチョコも隙間を掘り込みます。

DSC_15893.jpg
顔は目のモールドが甘かったので彫り直し、口の中も彫って立体感を強調。

DSC_15894.jpg
一通りパーティングライン処理と磨きを終えてサフ吹きました。
これからさらに磨いていきます。
次の製作に着手します。次はこちら。
DSC_15879.jpg
VISPO&CREA MODEさんのストリートチョコメイド 凛&桜です。2体同時請負になります。

DSC_15880.jpg
完成図。衣装は共通なので調色は楽ですね。

DSC_15881.jpg
桜のパーツ一覧。37パーツ。
複製の質は良さそうですが、手原型なので表面の荒れや隙間処理には苦労しそうです。

DSC_15882.jpg
凛のパーツチェックをしていたら事件が!
凛のボディーパーツと間違えて桜のボディーパーツが梱包されていました('A`)
同じパーツが2個あることに・・・
CREA MODEさんに連絡したら請求期間を過ぎたにもかかわらず複製業者にまで連絡してくれて、無事正しいパーツを入手出来ました。ありがとうございました。

DSC_15883.jpg
凛のパーツ。こちらは43パーツ。髪の毛のパーツが桜より多いです。

DSC_15884.jpg
ガッツリ隙間があります。あと胸パーツも隙間が目立つので修正が必要です。

DSC_15885.jpg
桜の仮組完了。

DSC_15886.jpg
こちらは凛。どちらも仮組自体は難しい部分はありませんが、ベースに接地する足の穴をきちんと垂直に開けないと傾いてしまうので慎重に開ける必要があります。

DSC_15887.jpg
二人合わせて。
製作の方は桜から進めていきます。
佐倉杏子の組み立て手順を説明します。
組み立てはクッション性のあるシートなどの上で行ってください。
タオルなどでは髪の毛の先端が引っかかって危険です。

Sakura_assy_001.jpg
フィギュアをベースに固定します。フィギュアとベースを横向きにしてベースの裏から付属のビスで留めて下さい。
締め過ぎるとフィギュアが破損する恐れがあります。フィギュアがクルクル回らない程度に軽く締めてください。

Sakura_assy_002.jpg
武器を取り付けます。
武器は2つに分割されています(前側と後ろ側、前側は矢じりが付いてる方)。
後ろ側パーツの真鍮軸が付いてる方を左腕の前からくぐらせます。

Sakura_assy_003.jpg
このような形になります。

Sakura_assy_004.jpg
別梱包してある右腕に武器前側パーツの棒の先端を小指の方から親指と人差し指の間に差し込みます。
棒に切り欠きがある方が手の平側になります。

Sakura_assy_005.jpg
武器後ろ側パーツの真鍮軸を棒の軸穴に差し込んで武器を一つに接続します。
差し込むだけで保持できると思いますが、もしすぐに外れてしまうようなら真鍮線の先端にほんの少し瞬間接着剤をつけて差し込んでください。(接着剤付けすぎ注意)

Sakura_assy_006.jpg
このような状態になります。

Sakura_assy_007.jpg
武器を取り付けた右腕を本体に差し込みます。
ダボ穴が四角形ではないので一方向の角度でしか刺さりません。ダボとダボ穴の形状を良く見て差し込んでください。(小指側が上向きになる方向です)
接着剤は不要です。

Sakura_assy_008.jpg
武器を左腕に取り付けます。
鎖が急角度で曲がっている所の棒に軸受けの穴があります。左手のひらにある真鍮線に差し込んでください。
ここは接着しないと保持できません。真鍮線の先端にほんの少し瞬間接着剤をつけて差し込んでください。
接着剤は爪楊枝の先端などに付けてから少量を真鍮線の先端に塗ってください。ほんの少しで保持できると思います。接着剤を付け過ぎると白化して汚くなりますので注意してください。
棒を強く押し当てると指が折れます。手の裏側を支えつつ差し込んでください。

Sakura_assy_009.jpg
このような形になります。

Sakura_assy_010.jpg
髪の毛のおさげを取り付けます。
図にあるように頭の後ろから髪の房が2本、肩から前に出るように取り付けます。
後頭部の穴におさげパーツの軸を差し込んでください。接着不要。
髪の毛はちょっと引っ掛けるとすぐに折れるので注意して作業してください。

Sakura_assy_011.jpg
奥まで差し込む必要はありません。この辺までで十分です。

Sakura_assy_012.jpg
リボンを取り付けます。
リボンと後頭部に磁石を仕込んでいるので乗せるだけです。

Sakura_assy_013.jpg
前髪を取り付けます。接着不要。
髪の毛先端を折らないように注意してください。

Sakura_assy_014.jpg
鎖の形状を整えて完成です。
鎖の形が保持できない場合は瞬間接着剤で補強してください。
組み立て時に武器の金色塗装がスカートなどに付着する場合あります。綿棒を水に塗らして拭き取ってください。
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